注目はホイラー・グレイシー vs エディ・ブラボーの11年ぶりの再戦。グレイシーと言えばブラジリアン柔術の生みの親の一族で、ホイラーはそのエリート。エディはブラジリアン柔術家でありながらグレイシー嫌いで、「ブラジリアン柔術家が総合格闘技で勝てないのは、すべてギ(道着)を着用するという悪習のせいだ」「総合格闘技で勝ちたいのなら、今すぐギを焼き捨てるがいい」「高田の試合はフェイク」なんて言い放ってしまう過激な人で、11年前確かまだ黒帯ではないころに、既にレジェンドでトップ中のトップあったホイラーから三角締めで一本勝ちを奪う快挙を成し遂げ、自身もレジェンドとなった。
試合は下馬評を見事に覆し、エディが圧倒(ルール上は判定無しのためドロー)。しかも、自分が独自に開発し、かねてより公に発表して来た技をホイラー相手に連発し、試合で実証するという、ぶったまげた内容。11年間でホイラー相手に2回とレオジーニョにボコられたのと、計3回しか試合してないってのも凄い。エディが最後に極めかける技ヴァイポライザーは、誰が見てもそのユニークさとエグさが分かると思う。もしかしたら動画は削除されてしまうかも。